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暮らし・スタイル

【インタビュー】カップデザイナーという仕事

2019年04月19日

こんにちはアカチチ編集部の刈込です。コーヒーのおいしさをさまざまな角度からお伝えするインタビュー企画。今回はカップデザイナーの松原圭士郎さんにお話を伺いました。

松原圭士郎さんは、カップデザイナーとしてだけでなく、四代続く製陶所「丸朝製陶所」の経営者でもあります。丸朝製陶所は、1916年、曽祖父にあたる初代 松原朝一さんによって美濃焼の里 岐阜県多治見市に創業。以来100年以上にわたり、主力製品であるコーヒー・ティーカップ&ソーサーを数多く世に送り出してきました。

圭士郎さんが代表を引き継いでからは、とくにコーヒーカップに特化。日本で数少ないコーヒーカップ専門の製陶所として、国内外の有名なコーヒーブランドのカップを数多くデザインされています。コーヒーの大ファンだという松原さんに、日本ではあまり馴染みのないカップデザイナーとしてのご職業を中心にお話を伺いました。

丸朝製陶所 オフィシャルサイトはこちら
http://www.maruasa.jp/

コーヒーとの出会いについて教えて下さい

コーヒーとの出会いは、高校生の時。授業・部活が終わった後、仲間の集合場所として使用していた純喫茶でした。そこでいつものコーヒーって感じでブレンドコーヒーを週2回ほど飲んでいましたね。そのお店はもうありませんがマスター(女性)がとてもよくしてくれて本当に居心地が良かったお店です。

カップデザイナーとしてのご職業を紹介ください

カップデザイナーとして主に3つの作業をしています。
お客様からデザイン図面を戴く場合。プロダクト製品として製作できるように修正し、限りなくデザイン図面に近づけるように考えて直して設計し商品として販売できるように製作することです。

次にオリジナルカップを作りたいというお客様から用途や売り先、使用目的などを伺い、一番最適な形状や色を提案して商品化する作業。カップと一言で言えども業務用・雑貨屋さん・ノベリティー・ギフトなどお客様の使用目的はさまざまで、使用する原料や釉薬などを使い分ける必要があります。

最後は自らデザイン設計したカップを顧客商品として提案提供することです。

カップデザイナーに対する国内外での評価や見られ方に違いはありますか

デザイン自体はできても実際にプロダクト商品として製造できるカップデザイナーは少なく、その評価は海外の方が高いように感じます。実際、海外はカップだけの賞などがあり2017SPECIALTY COFFEE EXPOではデザインアワードを頂きました。

コーヒーにちなんで訪れた印象的な海外渡航先はありますか

ハワイ島と韓国、ドバイ。ハワイ島は観光というイメージしかありませんでしたが実際に農園巡りをして農業としてコーヒー栽培が日常に溶け込んでいることにびっくりしました。韓国はcafe showの展示で滞在していましたがサードウェーブ真っ盛りな感じが国柄を表していて全く日本と違うコーヒー進歩であり、最新でもあり、面白かったです。そして、ドバイで感じたアラビックコーヒー文化は全く異次元でした・・・・

カップデザイナーとして、いまの日本のコーヒー業界をどうみていますか

カップの生産数から見てもやはり落ち着いた感はあります。道具が一通り行き渡り、どこでも好きなコーヒー器具が手に入る。でも、カップや道具を選ぶうえで決まった情報やルートでしか選択できないような感じを受けています。コーヒーの味はどんどん進化し新しい情報はあっても道具の面白さや奥深さを伝えるとこまでは業界として薄いのでこれからは違った方面からコーヒー業界を見ることが楽しいかなぁと思います。もっともっと自由な業界であり続けて欲しいです。

カップとコーヒーの関係について

カップはあくまでもコーヒーを飲むための道具でしかありません。しかし、そのカップを選んだ人がどのような人柄か性格なのかはカップを視点に考えるとさらにコーヒーを飲むときの楽しさが増しますね。人それぞれコーヒーと同じぐらいカップにも好みがあり、一番良いカップなんてものは存在してなくて、選んだ人がいいと思うカップが一番いい!

お店でコーヒーを注文した時にはカップを見ながらバリスタさんの性格や背景を考えたりします。沢山ある中、なんでこのカップを選んだのかなぁ〜なんて。コーヒーとカップが一つになって初めて全ての背景が感じ取れる気がします。

今後の展望をお聞かせください

一般的にまだまだ地方ではコーヒー情報や都内で起こっているようなコーヒー存在感は薄く、少しでも多くの人に魅力が伝わるような活動を今後行っていきたいです。

コーヒーは松原さんにとってどういう存在でしょうか

コーヒーを飲む道具として使われるカップを毎日製作し、365日カップの事を考えているのでコーヒーは飲み物というより仲間みたいな感じです。笑