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生豆

台湾南投県の品評会②

2019年07月03日

品評会の2日目は会場を南投県国姓国民中学校に移し、カッピングによる予選のセッションが行われました。

最初にカリブレーションのセッションが行われたあと、集まった全部で72の出品サンプルが次々とカッピングされていきました。

カッピングセッションは一回につき8サンプル。
2日目にはカリブレーションと予選のセッションのあわせて合計10セッションが行われました。

セッション数が多いこともありカッピングはテンポよく進んでいきましたが、その中でも毎セッションしっかりと各カップ評価についてディスカッションされるオペレーションが印象的でした。
ディスカッションではフレーバーコメントや酸の強さや質、ボディなどが重点的に議論されました。
この品評会では単に一番高評価だったコーヒーを決めるだけではなく、エントリーした農園への評価のフィードバックを重視する側面が大きいためポジティブコメントもネガティブコメントもしっかりとジャッジから聞き取られていきました。

近藤啓

Hiraku Kondo

3日目は決勝のセッション。2日目の予選のセッションにてスコア上位12番目までのサンプルを6サンプルずつに分け2セッション行われました。

決勝のセッションが終わると、最後に今回の品評会に出品したコーヒー農家の方も含めてカッピングを行うセッションが行われました。
農家の方も参加するセッションでは決勝のセッションでの順位のみわかるようにして農園名や他の情報はふせた状態にしてカッピングが行われました。

このことで、農家の方は入賞したコーヒーのデータだけでなく、高評価を得るコーヒーのテイストの特徴をとらえたり、ジャッジのコメントとカッピングで自身が感じ取ったこととをすりあわせていくことができます。

さすがに決勝に残るコーヒーの品質は粒ぞろいでしたが、その中でも味わいは多様でグレープフルーツのような爽やかな酸味が特徴的なジューシーなコーヒー、トロピカルフルーツのようなしっかりとした甘く長い余韻を伴うフルーツ感が印象的なコーヒー、花のような香りとピーチを思わせるテイストが滑らかな質感とともに楽しめるコーヒーなど様々な個性を持ったコーヒーがありました。

全てのセッションが終了するといよいよ結果発表。
別室の発表会場に品評会にエントリーした農家やジャッジ、運営関係者が集まり、発表を待ちました。

コーヒーの品評会においても、何度も上位入賞する常連の農家というのがあるようで今回の品評会においても少なからずそういった常連の農家の方が上位入賞されていたようです。
ただ、そういった常連の農家の方にとっても、結果が開けてみなくてはわからないのは同じです。
入賞の農園名がひとつずつ発表されるたびに沸き起こる拍手の中で入賞の喜びを噛み締めている様子の農園の方の表情が印象的でした。

台湾のコーヒーは今、まさに品質向上のただ中にあると感じます。何度か同じ産地の品評会に参加したことのある方からは、年々品質は向上しており、去年と比べても見違えるように品質が上がっていて感動したという声もありました。

その一方で、台湾のコーヒーは対外的には未だに認知度が高い状態とはいえません。その中で、台湾のコーヒー農家の方は台湾コーヒーとは何か?ということを模索しながら品質向上に努めているという空気を感じました。

今回国際ジャッジとして品評会に参加させていただきとても光栄に思うと同時に少しでも台湾コーヒーの発展に寄与できれば良いなと思いました。
そのためには、自身が外国人として台湾コーヒーに対して感じることや日本のコーヒーファンに台湾コーヒーを紹介していく中で得た率直な意見やアイデアを伝えていくことが重要であると感じました。