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「2019 Taipei World Coffee Roasting Championship 観戦記」焙煎世界大会に行ってきました!#3結果発表!

2019年12月03日

オリエンテーションから含めると5日間にわたる長い長い競技、そして長い長い審査(集計と確認にかなり時間がかかるので、毎度の事ながらかなり待たされます。今回も予定より2時間くらい待たされました。)が終わり、いよいよ結果発表です!

後藤直紀

Naoki Goto

世界一の栄冠は誰の手に!?

続々と人が集まってきます。参加国の増加とともに年々観客も増えている気がしますが、今年は特にすごかった。今までで一番多いのではないでしょうか。

(聞くところによると台湾では焙煎の競技会がとても盛んで、毎月のようにどこかの都市で競技会が行われるくらい人気なんだそうです。世界大会にこれほどの注目が集まるのも、なるほど、といった感じです。)

プレゼンテーターは台湾の抽出チャンピオンのLuluさんと、2014年の焙煎世界チャンピオンのJackyさん。Jackyさんは会期中ずっと司会を務めていました。昨年のルーマニアのAlexandruさんもそうですが、過去のチャンピオンが司会をするのが最近の競技会の流行りの様です。とくに焙煎競技は見てるだけでは分かりにくいマニアックな競技なので、競技者目線の解説があるのは良いと思います。

最初にスポンサーの表彰があり、次に各国の代表選手が一人ずつ競技ステージに呼び込まれます。

さすが地元、台湾代表の選手がコールされた際は割れんばかりの歓声が上がりました。しかし井田さんにも負けないくらいの拍手と声援が送られていましたよ。(日本からの大応援団に加えて、台湾の人達も大きな声援を送っていました!)

ここで選手全員に参加賞とお土産が手渡されます。中身はカップとかTシャツとか、スポンサー企業の商品とかの詰め合わせです(たぶん)。入賞者に対しては、さらにコーヒー機器や農園ツアーのチケットなどの副賞が送られます。他の団体や企業が主催している競技会等では結構な額の賞金が出るのですが、WCE(World Coffee Events)主催の競技会では一切賞金は出ません・・・・・大切なのはお金じゃないんです!

いよいよ本当に結果発表です。焙煎競技会では3位から順に発表されます。(井田さんは常々「優勝以外は要らない!」と言っていたのでここで呼ばれたくはないはずです)



3位は・・・



「ポーランド!」



ポーランド!選手の方は壇上で感極まって泣いていました。これだけ大変な競技をやり切って、しかも結果を残すなんて、本当に素晴らしい事だと思います。おめでとうございます。


(日本チームは井田さんの想いを知っているので、ほっと胸をなでおろします)


発表が続きます。



準優勝は・・・




「ルーマニア!」


ルーマニア!また東欧です。毎年参加していて、2016年に世界チャンピオンを生み出した強豪国です。おめでとうございます。



さあ、いよいよ優勝者の発表です。
(舞台は整いました。皆の緊張が高まります)




2019年World Coffee Roasting Championship優勝者は・・・



(タメ・・・)





(タメ・・・)





(長い・・・)




「れぺぜんててぃぶ ふろむ・・・」 (来た!)





「ロシア!!」

!!!

ロシア・・・

井田さん優勝ならず。。残念。


東欧勢が表彰台を独占です。

最近は国を越えて近い地域でチャンピオン同士の情報の交換や合同トレーニングなどが盛んに行われていますので、これは偶然ではないかもしれません。

ロシアは昨年に続き2連覇達成ですね。凄いです。ここは本当に強い。第一回から参加している中でほぼ毎年安定して上位入賞しており、チームとして完成されている感じがします。素晴らしいです。

観戦を終えて

競技者には長かったと思いますが、楽しんで観戦してる方からするとあっという間の4日間でした。

インターネット上ではすぐに順位の結果が出ました。
井田さんは13位だったようです。

スコア表を見てびっくりしました。昨年も非常にハイレベルな争いで、優勝者が486点、2位の仲村さんは483点、表彰台に上った三人全員が480点オーバーという点数に驚いたのですが、今年はさらにその上をいってます。

ルール&レギュレーションはここ数年変わらず、また少々素材の良し悪しがあったとしても味覚審査においてはカリブレーション(基準合わせ)があるので、極端に配点が変わる事は考えにくい。その中でこの点数は驚異的だと思います。

これは単に配点の紛れではなく、確実に全体の競技レベルが上がっている気がします。実際に480点以上を獲得した、昨年までであれば優勝争いの圏内に入っている選手は皆めちゃくちゃ上手でした。(見ていて「この人来るかも」と思っていた選手は全員そのレンジに入っていました)

ただ、今回はその上が凄すぎました。特にロシアの510点はぶっちぎりで、全てが完ぺきでないとなかなか届かないような点数です。本当にすごい。脱帽です。



この焙煎競技も今回で7回目になります。何度も出場している「常連組」もかなり増えてきました。特にここ数年は研究が進み、審査の基準や高得点の狙い方が選手間でかなり共有できてきている気がします。今回は運営もしっかりしており、競技会としての成熟も感じました。

今大会は特に、またひとつステージが上がった感じです。皆本当に上手で、それだけでなく皆がちゃんと競技にアジャスト出来ています。ぽっと一人で出ていって、いきなりここで勝ち切るのは相当難しいだろうなと思いました。

焙煎競技は個人で戦うというイメージが強く、実際「個」の技術力がかなり問われる競技ではあるのですが、それも行きつく所まで行きつくと、ネットワークを駆使した「情報戦」となります。現在の競技において好成績を収めるには、大変な量の情報を集めたり、準備、練習、競技を支えるチームの力が問われそうです。

幸い、現在の日本チームには「優秀なコーチ」「世代を超えたチャンピオン同士のつながり」「他国のチャンピオン達との交流」等、良い成績を残すために必要な要素がかなり揃っていると思います(あとは世界大会にジャッジを送れれば・・・)。この良い関係を今後も続けていく事で毎年安定して好成績を残す事が出来ると思いますし、その過程で世界一も必ず取れるでしょう。続けていく事は簡単な事ではないかもしれませんが、頑張ってほしいです。応援しています。


焙煎競技は地味で分かりにくい競技ですが、本当に驚くほど上手な人達の焙煎を目の前で見る事が出来て、色々な事が学べます。来年も世界大会は6月~11月のどこかで開かれるそうです。開催国はまだ未定ですが、もし可能であればぜひ皆さんも会場に足を運んでみてください!

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