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2021年09月28日
コーヒー豆の産地、その種類と特徴
育った土壌(どじょう)や気候に味わいが大きく左右されるコーヒー。見た目はどれも似た茶褐色の豆でも、元々はワインと同じ「植物の果実」だったということに、思わず納得させられます。
日本でもおなじみのコーヒー、「キリマンジャロ」、「マンデリン」、「トラジャ」などは、すべて生産された場所・品種が特定されたコーヒーの銘柄です(※)。いわば、ご当地グルメのように、その土地と味わいが密接に関わってることを物語っているのです。
今回は、アフリカやアジア・オセアニア、中米や南米の赤道付近に集中する、代表的なコーヒーの産地と味わいの特徴をまとめてみました。産地ごとのおすすめのコーヒー豆もあわせてご覧ください。
- 全日本コーヒー公正取引協議会「産地、品種、銘柄の区分及び範囲の例示」により、コーヒー豆が生産された地区、品種が特定されています。
〈アフリカ〉産地と特徴
大自然の印象どおり野性味あふれる個性的な風味が特徴です。
エチオピア
コーヒー発祥の地。香りの良さが堪能できるのがエチオピアのコーヒーの特徴です。標高1600メートル以上で生育するエチオピアのコーヒーは、寒暖の差が大きいため爽やかな酸味が生まれます。p>
主な農園地区 | グジ / ハラー / イルガチャフィ / コチャレ(コチョレ) / カッファ / ガレ / ベンチマジ |
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ルワンダ
国土の約9割が丘陵地で、“千の丘の国”と呼ばれるルワンダ。洗練された力強さを感じさせてくれる味わいが、ルワンダの代表的な特徴です。p>
主な農園地区 | ニャマシュケ / フエ |
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ケニヤ
標高5,000mを超える山々の麓に密集するコーヒー産地。ケニアのコーヒー豆は、深く煎っても香りや酸味を失いません。p>
主な農園地区 | ニエリ / キリニャガ / カラティナ |
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タンザニア
日本でも古くから知られる『キリマンジャロ』コーヒーの産地をもつタンザニア。近年、東アフリカのコーヒー品評会でも一位獲得しています。p>
主な農園地区 | ンボジ / キゴマ / タリメ / ンゴロンゴロ / ンベヤ |
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\ アフリカのおすすめコーヒー /
〈アジア〉産地と特徴
湿潤な熱帯雨林の環境下で独特なコクが生まれます。
インドネシア
「マンデリン」の名前で広く知られるスマトラ島のコーヒーをはじめ、インドネシアのコーヒーは、苦味、酸味、アーシーさなどが焙煎の違いにより楽しめるのが魅力です。p>
主な農園地区 | スマトラ島・アチェ県 / スマトラ島・北スマトラ地区 / スラウェシ島 トラジャ地方 / スラウェシ島 カロシ / ジャワ島 |
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\ アジアのおすすめコーヒー /
〈中米〉産地と特徴
様々な自然環境により個性豊かな風味を各国で楽しめます。
グアテマラ
日本でも定番の銘柄グアテマラのコーヒーは、スッキリとした感覚が特徴的な味わいです。p>
主な農園地区 | サンタロッサ / バレンシア / ウエウエテナンゴ / アカテナンゴ / アンティグア |
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コスタリカ
世界のコーヒー生産国の中でも「コーヒーの先進国」として有名なコスタリカ。山の急斜面に広がるコーヒー農園の多くは、全て人の手によって収穫されています。p>
主な農園地区 | タラス / ロスアンへレス |
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ホンジュラス
バランスよく、中南米産らしいきれいな酸味がホンジュラスの特徴です。p>
主な農園地区 | コマヤグア |
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\ 中米のおすすめコーヒー /
〈南米〉産地と特徴
世界最大の生産国ブラジルを代表する南米。甘くやわらかい風味が特徴です。
コロンビア
ボディも味もしっかりしているのが一般的なコロンビア産コーヒーの特徴です。p>
主な農園地区 | ウエウエテナンゴ / ナリーニョ / サンタンデール / ウイラ / ブカラマンガ |
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ブラジル
コーヒー大国ブラジル。ブラジルのコーヒー豆の特徴は、ナッツ感や穀物のような風味。世界一の生産国では機械化の進んだ大規模農園での近代的な栽培方法が主流になっています。p>
主な農園地区 | サンアントニオ / サンジョアンダボアビスタ / 南ミナス / ミナスジェライス |
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エクアドル
インスタント向けのロブスタ種が産業の多くを占めるため、上質な豆はとても希少。p>
主な農園地区 | マナビ |
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\ 南米のおすすめコーヒー /