close

メンバー登録は無料です

メンバー登録すると、招待状が届きます。

アカチチは、コーヒーのおいしさを伝えるライフスタイルマガジンです。

記事の執筆には、コーヒー業界にとどまらず各界で活躍するさまざまな方をナビゲーターとして迎え、コーヒーにまつわる出来事を様々な角度からお伝えしていきます。ナビゲーターから、他では得られない招待状もお届けします。

利用規約 を確認してください。

LINEアカウントを利用して登録を行います。

本Webサービスでは、ログイン時の認証画面にて許可を頂いた場合のみ、あなたのLINEアカウントに登録されているメールアドレスを取得します。
取得したメールアドレスは、以下の目的以外では使用いたしません。また、法令に定められた場合を除き、第三者への提供はいたしません。

  • ユーザーIDとしてアカウントの管理に利用
  • パスワード再発行時の本人確認に利用
  • 通知、お知らせの送付
  • HOME
  • AKATITI
  • 家庭のコーヒーをもっとおいしく。パナソニックがコーヒーをお届けする理由

AKATITI

2021年12月20日

家庭のコーヒーをもっとおいしく。パナソニックがコーヒーをお届けする理由

AKATITIではこれまで、全国からさまざまな名店のコーヒー豆をご紹介してきました。数多く存在するロースターのなかで、なぜこれらの店を選んだのでしょうか。
さらにコーヒー豆の販売を手掛けているのは、Panasonic(パナソニック)。パナソニックといえば、テレビやエアコンといった生活家電をイメージする人も多いかもしれません。そもそも、なぜそんなパナソニックがコーヒー事業を手がけているのでしょうか。
そこには、生活家電のプロフェッショナルだからこそたどりついた、「おうちコーヒーをもっと楽しくしたい」という思いがありました。

コーヒーのプロではないからこそ、伝えられるものがある

「実はコーヒーがあまり得意ではなくて。それどころか、食べ物にはまったくこだわらないタイプでした。まさか自分が、コーヒーの味について話す日が来るなんて、わたしが一番驚いています」そう話すのは、パナソニックが2017年に発売を開始した、家庭用ロースター「The Roast」のプロジェクトリーダーである井伊達哉さんです。

「いまはわたしを含め、チーム全員がコーヒーのおいしさに目覚めてしまった」という、みなの思いを変えてしまったほどの「コーヒーのおいしさ」とは、一体どういうものだったのでしょうか。

「The Roast」のプロジェクトを通じて焙煎の仕事を追ううちに、パナソニックは、日本のコーヒー業界を引っ張っていく人たちの世界に触れるようになりました。そうして、『おいしい』を支えるのは、選び抜かれた『原料』と、そのポテンシャルを活かし切る『技術』が不可欠だと知ったのです。

それまで井伊さんたちが認識していたコーヒーの香味といえば、苦い、酸っぱい、という一般的なものです。

「これまで持っていたイメージの飲み物とはまったく別物でした。香りの豊かさや、苦さの向こう側に甘さがあり、酸味といっても嫌な酸っぱさではなくフレッシュなさわやかさを感じたのです。一辺倒な味ではない、コーヒーがもつ奥行きの深さとグラデーションの豊かさに驚きました。どうして同じコーヒーなのに味が変わるんだろう、なにが違っているんだろう? それを知れば知るほど、おいしさの沼にはまっていくようでした。

コーヒーの焙煎

たとえば最高の料理をつくるには、なにより食材が大切です。そしてそれを、どう仕上げるかは料理人の腕にかかっていますよね。コーヒーも、栽培時から徹底管理された良質な食材となる豆があり、そこから焙煎という職人技の調理を経て、すばらしい味にたどり着きます。すべての工程で真摯に取り組み、世界基準で定めた味わいを持つコーヒー、いわゆる「スペシャルティコーヒー」と呼ばれるものです。わたしたちが出会ったのは、そのスペシャルティの世界だったのです。

コーヒーのカッピング

もちろん、コーヒーに関してはまったくの素人でした。チームメンバーは、今でこそみんなコーヒーが好きですが、もともとは砂糖とミルクをたっぷり入れるのが当たり前だったという人も少なくありません。だからこそ、『コーヒーって難しそう』『いいコーヒーって何?』という消費者の気持ちがわかります。

同時に、いまは『コーヒーってこんなにおもしろい飲み物だったのか!』と心から思っているんです。それならば、自分たちが感じた、この心の動きをもっと伝えたいと純粋に思いました」

誰もが最高の一杯にたどりつける世の中にしたい

「それまでは、世の中にある専門店のコーヒーは、みな同じようにこだわって仕入れや焙煎をしていると思っていましたが、こだわりといってもその深さはそれぞれなんですね。

たとえば、料理人たちはお客さんに出す前に味見をしますよね。どんな料理にするか、試作も重ねるはずです。コーヒーも同じで、たくさんの豆から仕入れて焙煎をする際に、サンプルローストという『試し焼き』をすることで、豆の個性を知り、細かな味の調整をするのが理想的な工程です」

Panasonic The Roast

わずかな温度や時間を微調整する焙煎作業。しかし、大型の焙煎機では少量をうまく焼くのは難しく、結果的に「味見」ができぬまま市場に出回ってしまうこともあるのだといいます。

「もちろん、少量の焙煎ができなくても、それをテクニックや経験でカバーしているロースターもたくさんあります。でも、やはり気軽に焙煎ができる環境は、ロースターたちの負担を軽減し、後継者たちを育てる助けとなるはずです。そこに貢献したのが、『The Roast』の存在でした。コーヒー豆の『味見』のハードルが、ぐんと下がるきっかけになったのです。

いい豆を取り扱う店は全国にたくさんありますが、そのなかで、『The Roast』を置いてくださっている店というのは、コーヒーの仕入れから焙煎まで真剣に向き合っているということを消費者が知る、ひとつの指針となるのだと感じています」

これからもおいしいコーヒーを飲み続けるために

パナソニックが扱うコーヒーの多くは、栽培から焙煎まで徹底管理された「スペシャルティ」と呼ばれる品質のものです。

「当たり前ですが、いいコーヒーは価格にも反映されます。価格だけにこだわると、わたしたちが扱っている豆は高いと思われるかもしれません。でも、カジュアルに飲めるテーブルワインが支持される一方で、ナチュラルワインのように少し高くても良質なものを求めたい、サステナブルな消費にお金を払いたいというニーズは確実に広まっています。ワインはよくわからなくても、お米なら値段より銘柄にこだわるという人もいらっしゃいますよね。

摘みたてのコーヒーチェリー

近年、サステナブル(持続可能)という言葉が浸透してきましたが、コーヒー業界でも同じです。スペシャルティであることは、トレサービリティ(いつ、どこで作られ、どのようなルートで運ばれてきたかという経路を明確にすること)が取られているということ。価格には、農園や中間業者すべてに公平な取引をおこない、適正な対価が支払われている事実も反映されているのです。

乾燥させたコーヒー生豆

毎日のコーヒーは変えられなくても、ときどきそういったコーヒーを飲んでみよう、それだけでもなにかが変わるのではないでしょうか」

「いま、自分が飲んでいるコーヒーも普通においしいし」。多くの人が、感じたことがあるかもしれません。井伊さんも、その「普通」を超える体験が、まさか自分に訪れるとは思っていませんでした。だからこそ、おいしいコーヒーが、一部のプロやマニアの世界ではなく、家庭で身近に楽しめるものであってほしい。そして素人の気持ちがわかる自分たちだからこそ、できることがあるのだと。

誰でも、いつでもおいしいコーヒーにアクセスできる。そのために、自信をもってご紹介できる豆を選び、ひとりでも多くの人に届けたい。生活家電を通じて暮らしを豊かにしてきたパナソニックは、おいしいコーヒーのよろこびを家庭でも味わってもらいたいと願い、活動を真摯に続けています。

構成・文/藤沢あかり

akatiti

249

6