コーヒーのこと
2018年10月06日
ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)2018決勝
「ジャパンバリスタチャンピオンシップ (JBC)」というバリスタの競技会をご存知でしょうか?このJBCはバリスタの競技会として最も権威があり、かつハイレベルな大会です。JBCで優勝するとワールドバリスタチャンピオンシップ(WBC)へ日本代表として出場することとなります。世界60カ国以上からその国を代表するバリスタが集まり開催されるWBCはまさにバリスタの世界の頂点を決定する大会です。
私自身もこのJBCにチャレンジし続けて長年の夢であったWBCの切符を手に入れ、2015年と2016年にWBCに出場しファイナルのステージに立つことができました。
WBCへの出場の切符をかけた今年のJBC2018、私は審査員として参加させて頂きました。
JBCには毎年120名以上のバリスタが予選大会に出場します。予選大会を勝ち進んだ上位16名が準決勝に進み、さらに6名のバリスタのみが決勝の舞台に進むことができるのです。
バリスタは15分間に4名のセンサリージャッジ(味覚審査員)に対してエスプレッソ、ミルクビバレッジ、シグネチャービバレッジの計3種のエスプレッソドリンクを提供します。バリスタ自身がこの日の為に用意したコーヒーを最高の状態で抽出しプレゼンテーションと共にジャッジに提供します。素晴らしい味わいはもちろん、高い抽出技術、バリスタとしてのプロフェッショナリズムも当然求められます。
バリスタはコーヒー産業の中で最もお客様に近い存在でありコーヒーの最終提供者でもあります。コーヒーの種子からカップに至るまで(From Seed to Cup)のストーリーの最後の表現者がバリスタです。
JBCに出場された選手の皆様、関係者の皆様、素晴らしい感動をありがとうございました。