逆SEO

一般的に耳にすることも多くなった「SEO」という言葉に加えて、「逆SEO」という概念があること、逆SEO対策が重要になっていることをご存じでしょうか。

老略男女、あらゆる方が情報収集にインターネットを活用する現代において、検索エンジンの検索結果上位にどのような情報が表示されるかが重要になっています。

一般的に下位になるほどアクセスが少なくなり、上位サイトの情報が多くの方の目に触れ、拡散されやすいためです。

上位サイトがネガティブサイトである場合、風評被害、いわれのない悪評などで企業や個人の信頼が簡単に失墜してしまうおそれがあります。

自己防衛の手段として効果的な対策となり得る逆SEOはぜひ把握しておき、早めに対策しておきましょう。

そもそも「SEO」とは?

SEO

そもそもSEOとは何かと聞かれて、正確な定義が思い浮かばない、言葉としてはしばしば耳にするものの、厳密なところまで意味を把握できているか自信がないという方は少なくないでしょう。

あるいはまだ興味を持っていなかったという方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、あらためてSEOの基本知識から解説します。

SEO、つまり検索エンジン最適化とは

SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字をとった略称名であり、日本語における一般的な訳語は「検索エンジン最適化」です。

検索ボックス・検索窓に入力された特定のキーワードに一致または関連性の強いWebサイトなどの情報をインターネット上から探し出して表示するシステムを検索エンジンと呼んでいます。

上位表示したいオウンドメディアなどがある、この情報を多くの方に届けたいといった場合、検索エンジンの仕組みを利用して上位表示させるための方策が検索エンジン最適化です。

検索エンジンにコンテンツを理解させることが検索エンジン最適化=SEOの基本的な考え方ですが、何をすれば検索エンジンが理解してくれるかを知ることが重要なポイントだといえるでしょう。

また、SEOはマーケティングの手法としても用いられています。

ここでSEOの例として3業種のケースを紹介します。

・製造業A社におけるSEOの例

製造業の取引は多くがBtoBであり比較的狭い範囲で競争している業界といえます。

そこで顧客となる企業に対する営業部隊の販促活動を支援するとともに、広く自社ブランドと製品の認知度を上げるためにSEOを実施。当該事業、製品に関するキーワードを設定し、コンテンツSEO重視でリードの育成を行うことで、業務効率の改善と売上の底上げを狙っています。

・小売業B社におけるSEOの例

取扱い商材が多く、各商品の紹介ページが完備していない状態だったため、せっかくサイトを訪問した見込み客を逃がしてしまうことが少なくありませんでした。

そこで、キーワードとコンテンツの洗い出しを行い、主力商品を中心に関連情報も含めたコンテンツSEOに注力したサイトリニューアルを経て、新規顧客の獲得を推進しています。

・不動産業C社におけるSEOの例

少子高齢化とニーズの多様化が進む市場において、ピンポイントで顧客ニーズを拾う必要性が強まるなかでのSEO対策です。

地域密着型の営業スタイルだからこそ、地元で一番と呼ばれるためのコンテンツSEOやキーワードの洗い直しを行うことで、競合他社との差別化を図っています。

企業や個人がSEO対策を行うメリット

企業や個人事業主がSEO対策を行う主なメリットは、検索結果の上位に自社サイトを表示させることで流入が増え、リード獲得~売上アップやブランド力の強化につながる点です。

事業を行っていなくても、ブログやホームページ、動画サイトなどネットメディアでの発信をしている方などにとってはメリットがあります。

インフルエンサーに代表されるように情報発信力を高め、ブランディングが可能です。

SEO対策の様々な種類

SEO対策、施策は大きく3種類に分類できます。

・内部施策

タイトルタグや説明文、内部リンクなど、対象となるWebサイト等の仕組み、仕掛けの設置、修正を行います。内部リンクは関連ページを見つけやすくすることでユーザーの利便性向上につながり検索エンジンの評価を上げるために見逃せません。

・外部施策

他者からよく利用されているサイトとして検索エンジンの評価を受けるため、優良な外部サイトからの被リンクを増やしたり、SNSでのサイテーション(自社ブランドや製品、サービスに関する言及)を増やします。

・コンテンツSEO

検索ニーズにマッチした記事の制作、コンテンツの充実を図ります。適切な範囲でテキストと画像、動画を組み合わせるなど競合サイトとの差別化を図る工夫が重要です。

狙ったキーワードや関連ワードの検索ニーズが低い場合は、ニーズの高いターゲットキーワードの選定を考えます。

今後、ますますSEO対策が重要となる時代へ

初期の頃のSEO対策といえば、狙ったキーワードの多用が盛んでしたが、単にキーワードだらけの役に立たないサイトが上位表示されるなどの弊害がありました。

検索エンジンとSEO対策にはいたちごっこのような関係があるといわれていますが、時代とともに検索エンジンは進化し、その都度、最適化の手法も磨かれています。

2024年現在では、キーワードだけでなくコンテンツの内容そのものが優良であることが重視されており、より役に立つコンテンツの積み上げが効果的です。

AI時代と呼ばれる今後のSEO対策では、SGEと呼ばれる新機能をGoogleが試験運用するなどしており、AIを強く意識した取り組みが必要になると指摘されています。

逆SEO

検索エンジンによってずらりと一覧表示される検索結果の中で、自社や自分が運営しているサイト、ページをいかに上位表示させるかがSEO対策です。

一方、「逆SEO」は文字通りSEOの逆で、対象のサイト、ページを上位表示させない、下位に落とすことを目的として行われます。

場合によっては「リバースSEO」や「ネガティブSEO」などとも呼ばれていますが、重要な点は「自分側のサイト、ページの検索結果順位を下げるわけではない」ことです。以下で詳しく解説します。

検索エンジンの検索結果の、特に1ページ目に表示される情報は多くの人の目に触れる

検索エンジンの検索結果は何ページにも及びますが、最初の数ページ、とくに1ページ目に表示されるサイト、ページは多くのユーザーの目に触れます。実際の検索行動を思い浮かべたとき、納得する方も多いでしょう。

検索結果について興味深い資料があります。総務省が2009年に発表した「インターネット検索エンジンの現状と市場規模等に関する調査研究」で紹介されている「京都大学田中克己研究室「情報爆発に対応する新IT基盤研究支援プラットフォームの構築」」のデータ(※)によると、検索キーワードを入れ直す前にページを見る件数として、10件までが多くを占めているようです。

上位10件といえば、通常は検索結果の1ページ目に表示されているサイト、ページであり、1ページ目に表示されないサイト、ページはアクセスされないまま別の検索キーワードを入力されるケースが多いことがわかります。

※ 出典:総務省「インターネット検索エンジンの現状と市場規模等に関する調査研究」P.35

https://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2009/2009-I-14.pdf

自社や自分に関するネガティブな情報を2ページ目以降へ押し下げる

検索結果の1ページ目に表示されないサイト、ページはリンクをクリックされることなく終わってしまうケースが多いという事実から、逆SEOは自社や自分に関するネガティブな情報を2ページ目以降へ押し下げるために行われます。

2ページ目以降、後ろであればあるほど、自社や自分にとってマイナスとなるリスクを抑えることが可能です。

検索エンジンごとにアルゴリズムが異なるため、専門的な知識が必要

一般的に多く使われている検索エンジンにはGoogleやYahoo!、bingなどがあります。それぞれにガイドラインはあるものの、検索アルゴリズムの全容までは公開されていません。

そのため、逆SEOも含めてSEO対策を行うには専門的な知識をある程度得たうえで、常に最新の情報を収集チェックするなど、検索エンジンの動向に注目して対応することが重要です。

逆SEOを実施する理由や目的

悩むビジネスマン

検索結果の上位表示に苦心しているSEO界において、なぜ逆SEOをする必要があるのか?と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。

法人・個人どちらであっても、状況によっては逆SEOが必要となる場合があります。

自社に対する不当な悪評、ネガティブな情報への対策

自社の悪評、ネガティブな情報が上位表示されている場合、当該サイトやページの完全な削除は容易ではありません。とくに悪意を持ってアップされている場合は難しいでしょう。

そこで、早期解決のための対処法として逆SEOが重要になります。

悪評、ネガティブな情報の例には以下のようなものがあります。

・病院やクリニックなどの医療機関

やぶ医者で病気が悪化した、必要のない投薬で利益を出しているなど

・不動産仲介業

おとり物件で客を引き寄せ、高額な賃料の物件をすすめてくるなど

・一般個人

ある犯罪の犯人である可能性が高い、各種補助金を不正受給しているなど

自社商品やサービスの魅力、自分のアピールなど本来の発信内容が埋もれてしまうことを防ぐ

悪評やネガティブな情報とまではいえなくても、上位表示されるサイトやページのために自社商品やサービスの魅力、自分のアピールをする発信内容が埋もれてしまうケースがあります。

この場合、埋没を防ぐために上位表示サイト、ページを2ページ目以降に落とす逆SEOが効果的です。

逆SEOの一般的な手法

ここでは逆SEOの一般的な手法を紹介します。

自社や自分のサイトの表示順位を押し上げ、その順位を維持する

ネガティブなサイトを上位表示させているキーワードを攻め、複数の自社や自分のサイトの表示順位を押し上げ維持することで、逆SEOの対象とするサイト、ページの相対的な表示順位が下がります。


SEOで上位表示させるサイトは既存の自社サイトだけとは限りません。必要に応じてサテライトサイトなども新設し、SEO対策を施します。

悪質な誹謗中傷サイト・ページなどについては削除依頼を申請する

先に悪評やネガティブ情報のサイト、ページの完全な削除は容易ではないと述べました。

しかし、だからといって削除という選択肢を捨てるわけではありません。

当該サイト、ページの発信者や運営者に対するサイトやページの削除要請、さらには検索エンジン側への検索結果から削除依頼は、逆SEOの一種として状況次第で重要な手法です。

その際、かかる削除依頼に正当性があることを証明する必要があります。

第三者からの「良い評判」が増えるための努力も続ける

自社や自分のサイトがネガティブなサイトよりも下位となっている場合、サイト自体に対する第三者からの良い評判、口コミが増えるように高品質化の努力を続けることも逆SEOの重要な手法です。

自社や自分のサイト自体を高める純粋なSEO対策は、逆SEOにおける正統派の対策だといえるでしょう。

逆SEOのプロへ対策を依頼する

逆SEOを完全に実施するには専門的なノウハウや経験が必要といえます。

検索エンジン側のアルゴリズムは不定期に変化を続けていることや、ネガティブな情報の発信が様々なページで行われる可能性があることから、専門性が求められるためです。

また、自社や自分のサイトの表示順位を押し上げる手法で一時的な効果があったとしても、状況の監視や対策の維持、定期的な分析などの必要があり、自社や自分で行うにはハードルが高いかもしれません。

逆SEOはプロに依頼することが重要です。

逆SEOのなかで避けておくべき、リスクを伴う選択肢

深刻な風評被害に悩まされ、一般的な逆SEO対策以上にできることはないかとインターネットで調べているなかで、以下に挙げるような情報が出てくることがあります。

しかし、これらの手法は、リスクを伴うため避けておくべき手法です。

わざと低品質なサイトから対象サイトへのリンクを貼る

検索エンジンは被リンクの数とともにその質も見ています。

そのため、低品質なサイトからの被リンクが多いサイト、ページは評価が下がり検索結果の上位から消えやすいといえるでしょう。

この仕組みを利用して、故意に低品質なサイトにリンクを大量に貼ることで対象サイトを2ページ目以降に落とす手法があります。

しかし、この手法はリンクスパムと呼ばれる行為で、Googleのポリシー違反です。

リンクスパムとは、リンクを貼ることによって検索順位を操作する行為であり、金銭や商品・サービスのやりとりといったリンクの売買のほか、過剰な相互リンクなど正当性を欠くリンクが該当します。

対象サイトのコピーサイトを勝手に複数作成する

対象サイトのコピーサイトを勝手に複数作成することで、検索結果の2ページ目以降に落とす手法も危険です。検索エンジンは類似コンテンツをスパムコンテンツだと判断するため、コピーサイトを勝手に複数作成しアップすることで、対象サイトがペナルティを受けて上位表示されなくなることから逆SEO手法として紹介されることがあります。

しかし、自社や自分にとって不都合なサイト、ページであっても、当該サイトが著作物である以上、このような手法を使えば著作権侵害となるおそれがあるためおすすめできません。

対象サイトへウイルスを送り込む

対象サイトをウイルスに感染させる行為が、逆SEOの手法として使われることがあります。

ウイルス感染したサイトはスパムとして上位表示どころか検索圏外に追いやられる存在だからです。

しかし、ウイルス感染させる行為は正当性を欠いており、許されることではありません。

正当性のない削除依頼を相手や検索エンジンへ繰り返し申請する

自社や自分にとって好ましくないと考えられるサイトやページであっても、相手側の発信内容があくまで個人の感想など一般に許容される範疇だった場合、削除依頼に正当性はないといえます。

単に少し気にくわないというだけの場合などはいうまでもありません。

このような状況で削除依頼を繰り返す行為は不当と判断され、無用なトラブルを招くケースがあるため要注意です。

たとえばGoogleのガイドライン、ポリシーでは個人情報または晒し行為のコンテンツなどについて削除依頼ができます。

削除依頼に正当性があるか否かの判断に迷う場合は、ネットトラブルに強い弁護士などにあらかじめ相談することも大切です。

また、削除依頼そのものには正当性がある状況であっても、削除依頼の理由の書き方が感情的で正当性を疑わせてしまうケースも考えられるため、専門家への相談は重要だといえます。

逆SEOを実施する際の注意点

逆SEOの実施に際して注意すべき点を解説します。

すでに述べたように、低品質なサイトからのリンクや勝手なコピーコンテンツの作成、ウイルスに感染させるなどの逆SEOは、一般的なモラルに反する不当な行為です。

倫理的リスクだけでなく法的なリスクも考えられるため避けるべきといえます。

検索エンジン側のガイドラインを把握しておく

どのような手法の逆SEOが有効か、どのレベルまで許容されるかは、検索エンジンによって異なる場合があります。

したがって、逆SEOの実施に際しては検索エンジン側のガイドラインやポリシーをしっかりと把握しておくことが重要です。

検索エンジン側への正しい削除依頼方法を確認しておく

違法・有害なコンテンツや虚偽のコンテンツなど削除依頼そのものに正当性がある前提で、円滑に削除してもらうためには、正しい方法で削除依頼する必要があります。そのためには、いざというときに慌てないように、それぞれの検索エンジンへの依頼方法を確認しておくことが重要です。ここでは、代表的な検索エンジンであるGoogleとYahoo! の申請手順の一部を簡単に解説します。

(Google のポリシーまたは法律に基づく削除の申請手順)

https://support.google.com/legal/troubleshooter/1114905?hl=ja

・Google 上の「コンテンツを報告ページ」にアクセスし、報告対象のコンテンツが表示されているサービスでGoogle検索を選択

・次の画面でもGoogle検索を選択

・AI によって生成されたコンテンツに関連していますか?との問いに「はい」「いいえ」のどちらかを選ぶ(どちらを選んでも同じだが、はいを選ぶと必要に応じAI のコンテンツまたは会話のスクリーンショットと該当する URLの添付が必要)

・報告する理由を選択する

・以下、画面の遷移に従って申請

(Yahoo! の申請手順)

https://support.yahoo-net.jp/form/s/PccSearch

・Yahoo!JAPANヘルプセンターのYahoo!検索-お問い合わせフォームにアクセス

・このサービスへの情報提供等に同意してはじめる

・検索結果からの情報削除を選び次へをクリック

・検索結果ページのURLなど画面の案内に従って入力し申請

対象ページ運営者と直接やりとりする際には弁護士への相談も検討

検索エンジンからの削除は検索結果に表示されなくするためであり、当該サイト、ページ自体が削除されるわけではありません。

サイト、ページそのものを削除するためには、まずは対象ページ運営者と直接やりとりする必要があります。

しかし、依頼を無視されるケースがあるほか、専門的な知識や経験がないためにうまく交渉できないケースがあることから、弁護士への相談を検討することも必要でしょう。

検索エンジンの検索結果ページだけでなく「サジェスト汚染」にも注意する

検索結果のページが重要であることは間違いないものの、それだけでは不十分なケースがあります。

サジェスト汚染のケースです。

サジェストとは、検索エンジン側で用意されている機能のひとつで、検索窓にキーワードを入力した際に自動的に関連ワードを表示する機能をいいます。

サジェスト汚染とは、関連ワードとしてネガティブなキーワードが表示される状態です。

たとえば、A社と入力した際のサジェストキーワードが「A社 ブラック」であったり、B店と入力した際の検索候補が「B店 食中毒」であったりすれば、A社やB社にとってはまさに汚染というべき看過できない状態だといえるでしょう。

不当な逆SEO対策をもし、外部から受けてしまった場合は?

逆SEO対策はネガティブなサイトやページから自社や自分のサイトを守るために行うものとの認識が強いといえるでしょう。

しかし、自社や自分のサイト、ページが逆SEOのターゲットとなることがあります。

たとえば、ライバル企業が先んじて逆SEOを実施した結果、自社の検索順位が下がってしまうケースです。

自社や自分の発信内容に問題がないにも関わらず、逆SEOのターゲットとなって影響を受けてしまわないために、留意すべきポイントを紹介します。

自社側のドメインパワーを向上させる

自社側のドメインパワーを向上させることで逆SEOの影響を排除できる可能性があります。

ドメインパワーとは、検索エンジンがそれぞれのドメインをどの程度評価しているかの指標となるものです。

優良サイトの目安としては、DA(ドメインオーソリティ)50以上、PA(ページオーソリティ)40以上とされています。優良サイトからの被リンクが多い、優良なコンテンツを多数抱えている、長期間運用されているといった要素がドメインパワーのアップにつながるようです。

ただし、検索エンジン側のアルゴリズムは一定ではないため、あくまで可能性があると考えておきましょう。

低品質なサイトからの被リンクがみられる場合、否認する

優良なサイトからの被リンクがドメインパワーの向上に役立つのとは反対に、低品質なサイトからの被リンクはドメインパワーの低下につながりかねないため、否認する必要があります。

被リンクの状況を調べるには、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)が便利です。
Google Search Consoleの機能には、低品質な被リンクが検索順位に影響しないようにするリンク否認ツールもあります。
Google Search Consoleは無料で、リンクレポートから否認すべきサイトやURLのダウンロードも可能です。

不当な逆SEO対策を受けてしまった場合には法的措置を検討する

純粋なSEOでライバル会社が上位表示を実現したケースは別にして、不当な逆SEO対策によって不利益を受けた場合には、損害を抑えるために法的措置の検討も必要です。

その際には、ITやインターネットに強い弁護士に相談してみましょう。

逆SEOの効果を最大化するためには、対策のプロへ相談することも大切

検索エンジン側への削除申請は必ずしも通らない

検索エンジン側にはそれぞれ独自の基準があり、削除申請が必ずしも通らない点に注意が必要です。

申請が通ったとしてもかなりの時間を要するケースがあります。

場当たり的な対応だけしていても終わりが見えない

逆SEOを行うにあたり、場当たり的な対応をしていたのではイタチごっこのような状況に陥るケースがあります。そうなってしまっては終わりが見えないため、計画的で包括的な対策が必要です。

逆SEOの実績を積んだプロへの相談が有効

逆SEO対策を専門に行っている事業者であれば、年々変化していく検索エンジン側のアルゴリズム、業種ごとの風評被害の傾向や、サジェスト汚染など関連対策までのノウハウを蓄積しており、法的リスクなどの知識もあります。

実績を積んだプロの事業者に相談すれば、その後の対策も含めて安心できるでしょう。

逆SEOのご相談については、こちらのページを参考にしてください。
逆SEO、サジェスト汚染対策、風評被害対策のマスターマインド

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「逆SEO」は正当な理由のもと、適切な手法で行うことが重要

逆SEOは悪質、ネガティブなサイトやページが上位表示されることで受ける被害から自社や自分を守る手法として効果的です。

逆SEOの手法には正統派のSEOや削除依頼などさまざまあります。

しかし、対象サイトを直接攻撃する低品質なリンクや無断コピー、ウイルス感染などは不適切でリスクが大きい行為です。

また、逆SEOが行われているケースのすべてが必要不可欠なケースとは限りません。

無用なトラブルを起こさず、自社や自分の利益を守るために、逆SEOは正当な理由と適切な手法で行うことが重要です。

逆SEOについては、こちらの記事でも解説しています。

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